「 空の橋 」
90 × 125 cm ぐらいの大きめの作品 ( フレーム全体の大きさです )
空の橋は、虹ですね。
フレームは少し古びた感じで、金色ですが派手な色ではありません。可愛い模様が入っています。
診察室では、子供の目の高さに掛けてあるのですが、小さな患者さんは来ると、一目見て、虹だ、と言います。
エンボスで左上には太陽、虹の下方には雨粒があり、横には、飛んでいる鳥と、枝にとまって歌っている鳥達がいます。
雨が上がって喜んでいるのでしょう。
こういう 歌っている鳥を見ると、 マザーグースの 「6ペンスの歌」 が頭に浮かんできます。
シング ア ソング オブ シックスペンス ア ポケット フル オブ ライ・・・・・♪♪♪
パイを開けると、中の24羽のクロウタドリ ( blackbirds ) が歌いだすという詞が続きます。
虹は、英語では rainbow ですが、 ドイツ語の Regenbogen も同じ意味で、どちらも雨と弓 ( アーチ )という言葉からできています。
雨が上がった後、空にかかるアーチが、虹ということですね。
フランス語では アルカンシェル ( arc-en-ciel ) ですから、空にかかるアーチで、特に雨という言葉は含まれていません。スペイン語もラテン系の言葉でよく似ていますから、同じような表現なのでしょうか。
辞書を調べてみたら、スペイン語では、虹は arco iris ( アルコ イーリス ) でした。
iris ( イリス ) には 虹の女神、植物の アイリス の意味があります。
眼科の医学用語では、iris ( イリス ) は、虹彩( こうさい )のことです。 ひとみのまわりの、日本人では茶色の部分です。
タイトルの、「 空の橋 」は、みかさんの表現ですね。きれいな言葉です。
アメリカのミュージカル映画などでは、虹を階段のように登っていくシーンが見られることがよくあります。太鼓橋みたいですね。
ドイツにいた時、スペイン人の友達に聞いた話では、イタリア語はほとんど問題なくわかるし、フランス語も覚えるのはやさしいと言っていましたね。